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罵倒され、涙をこらえたあの瞬間。しかしなぜ?快感に打ち震える私がそこにいた……。 仕事上でのよりよい人間関係を築くために、隠れたS性、M性を徹底的に見極めたい。Sか?Mか?あなたはどちら?
(文/川畑英毅 総研スタッフ/根村かやの) |
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| 今回Tech総研では300人のエンジニアを対象に、ある調査を大々的に実施してみた。その名も「職場におけるあなたのSM度、教えてください!」。
なんとその結果、回答したエンジニアの“S”比率が6割超という驚きの結果が飛び出した!(図参照)。さらに職種別に分析するも、こちらもほぼ全職種で同様の傾向が……。Mの比率が圧倒的に多いと“勝手に”思い込んでいた自称“M”総研スタッフ(山田モーキン)、直立不動の瞬間だった……。
と、それはさておき、レポートをご覧いただいているあなたにも、“S”か“M”か、その隠れた本質をぜひ見極めてもらいたい。
判定は、今回のアンケート結果を元に導き出した「5段階別SM一発判定表」(下記参照)。
20の質問に「Yes」or「No」のどちらか一方を回答していくだけで、「“超ド”S」「“ちょい”S」「“ちょい”M」「“超ド”M」「両属性」の5タイプの判定が瞬時に下される。
それでは、未知なる自分を発見するため早速、トライ! |
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さて、あなたの判定結果はいかに?
ご自身の“SM”タイプがめでたく判明したところで、今回の調査結果で明らかになった、SMタイプ別象徴的言動シーン60連発を一挙紹介!
あなたの記憶に“ダブる”シーンも数多く掲載されている、かもしれない……。

今回の調査結果からは、エンジニアの、生々しくも興味深い職場の人間関係、その実態が明らかになった!知れば知るほどに奥が深い、“S”と“M”との神秘の因縁(?)。とくとご覧あれ。
| エンジニアの職場全体に目を向けてみよう。回答者が身を置くその環境、SとMではどちらのタイプが多いのか。 先述したように回答者自身の“S”比率は6割を占めていた。しかし「職場メンバーのSMタイプ比率」に関して調査した結果、“M”比率が圧倒的に多いのである(右図参照)。これは「自意識している自分」と、「他者から見た自分」のタイプに差異があるという可能性が考えられる。つまり自己申告としては“S”だが、他者から見れば“M”。
たしかに今回の回答では、「間違いなくS」よりも、「どちらかといえばS」のほうが多かった。この中には「SにあこがれるM」「どちらともつかないけれどMはいやだなあ的S」も多数存在しているように思われる。
一概に数値では計り知れない“S”と“M”の生息率を踏まえておきたい。 |
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| さらに職種別に分析してみると、汎用機系システム開発やミドルウェア開発・社内情報システム・運用保守系の“M”比率が、ほかの職種と比べて高い傾向が見られた。回答者32人のうち実に20人が「自分はMだ!」と語っている。確かにテクニカルサポートといった仕事において、「耐性」や「サービス精神」は、非常に重要なポイントと考えられる。どんな状況であっても、献身的に耐えて耐えて耐え抜くこのつらさ。これを「喜び」と思わずして、どのように乗り越えていけというのか……。 |
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職場メンバーの構成比は、Mの比率に軍配が上がった。少数のSタイプ人間が支配するMタイプ軍の職場。これが基本形である。
それではSタイプとMタイプ、どちらがつき合いやすいとエンジニアは考えているのだろうか。
その結果、ここではSM、両タイプともに「同僚、部下、顧客は、Mのほうがつき合いやすいが、上司はSであってほしい」といった回答が圧倒的(左表参照)。「上司がMだったら扱いやすそう」などと単純に考えてしまっては大間違い。
「Sがいい。バリバリと頼もしく指示や命令を出してもらいたい」「自分の上に立つ者には、しっかりリードしてほしい」
といったように、上司に対してはリーダーシップを発揮しやすいSタイプを望む声が大きい一方、部下たちに対しては、
「自分がキーマンになって意見交換をしたい」
「指示命令に従順だから、円滑に仕事を進められそう」
と、「いかに自分の思いどおりに仕事を進められるか」に重点を置いているようだ。 |
| 一方、もっともつき合いにくいタイプはというと、Sタイプはやはり同じSの上司が苦手であり、Mタイプは、これも同様にMの上司がつき合いにくい、という声が多かった(右図参照)。
「お互いSなのでガンガン言い合って引くに引けない。うっとうしい」
「M同士だと方向性が定まらなくて困る」
など、やはり自分と同じタイプの上司はつき合いにくく、ストレスがたまりやすいようだ。磁石の同極が反発し合うことを考えれば、もっともな結果であるといえるだろう。
もうひとつ、複数の声が上がったのが「Sタイプの部下はつき合いにくい」。これはSM両者ともども口をそろえて出した答えである。
「後輩で、やたらと自己主張が強いのがいて困る」
「Sの部下は指示どおりに動いてくれない。こちらも厳しく接するが、そうするとますます反抗的になる始末……」
やはり生意気で気の強いタイプの部下には手を焼くものなのだ。部下は従順な“M”がいい? |
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同じくアンケートで、「あなたの職種・仕事はS・Mどちらのタイプが向いていると考えますか?」と質問したところ、 ほぼ全職種、「Mのほうが向いている」割合が過半数を超えた(全職種平均 S:35.7% M:54.3%)。
そこでその理由について、代表的なものをピックアップしてみたので、ご自身の経験と照らし合わせて、その真意の程を見極めていただきたい。
| S: |
基本的にコンサルティングは駄目出しする立場にある。M的忍耐力も必要だが、やはり基本はS的攻撃タイプのほうが向いている。 |
| M: |
上司、顧客の理不尽な要求をいかにしてシステムの形に落とすかが勝負の世界なので、Sだと反発して形に落とせない。 |
| M: |
システムデザインやアーキテクトの仕事は、幅広い知識を必要とする。いくつもの案やアイデアを検討しては破棄し、数々の制約や矛盾をクリアし、正解のない回答を導き出す必要がある。数々の障壁を乗り越え、苦労を耐えることにこそ、達成感や充実感を見いださせる気質が必要。 |
| S: |
システムの提案、設計、ディレクションは、ないものを一からつくり上げていく作業。常に前向きの姿勢でないとこなせない仕事だと思う。 |
| M: |
開発サイドが犯したミスでも、クライアントはテクニカルサポート(保守チーム)側に文句を言う。夜勤もあるし、忍耐力がないと勤まらない。逆に忍耐力さえあれば、多少の能力不足でも仕事になる部分もある。はっきりと意見を言えるタイプは、開発などに回ったほうがよい。 |
| S: |
顧客とのトラブル時にメーカーに対してとことん、責任の区別をはっきりさせたいと思うから。 |
| S: |
図面の細かい部分まできちんと設計するためには、忍耐力が必要。 |
| M: |
設計にはポリシーをもって取り組むべき。 |
| S: |
製造データの初期セットアップをシステムにするので、とにかく作業が細かく、神経を使う。また、あれこれ注文のうるさい依頼者からの要望にも文句を言わず臨機応変にこたえなければならない。そこに喜びを見いだせるMが合っているのでは。 |
| M: |
新しいものを作っていかないといけないから、自発的に動けるS。 |
| M: |
評価の仕事は、問題と、それが起こった原因を正しく開発側に伝えることが目的である。基本的に、試験は開発側から要求されるので、受身の仕事。同じような手順を繰り返しすることが多く、我慢強さを必要とする。 |
| S: |
メーカーの品質保証はスケジュールが厳しいので、臨機応変な対応力が必要。そのため、部下に効率よく仕事が進むように適切な指示を、ちゅうちょせずに出せるSタイプのほうが向いていると思う。 |
| M: |
機械のトラブル時に問題を発見するには、数日かかることもある。客先で数日間滞在しながら、終わりが見えない長期出張も多いため、忍耐が必要。 |
| S: |
極力、機械に対しては攻めの姿勢で修理していかないと、直るものも直らない。 |
| 作業者はM、計画立案者はS: 実験を行う人は忍耐がいちばん必要である。うまくいかない結果でも、忍耐強く実験することで結果がついてくると考えている。計画立案者は、さまざまな人に計画を通す力が求められ、Mの人には向いていない。 |

“S”と“M”、今回のアンケート調査および分析を通して両者の特徴が改めて浮き彫りになった。
職場の人間関係で悩みを抱えるエンジニアは多いが、SM的観点から改めて身の回りの関係を見直せば、問題解決の糸口につながるかもしれない。

職場の人間関係を、“S”と“M”にタイプ分類して再検討してみた今回の試み。
最後に今回の調査結果分析から、上司・同僚・部下・顧客のSMタイプ別の相性度と、Tech総研編集部で考案した、それぞれの関係向上に役立つワンポイントアドバイスを紹介。SMを知れば人間関係も生きてくる! これを活用すれば、苦手な“アノ人”との人間関係も、劇的に改善する……かも!?
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