面接では、何気ないつもりのひと言でも命取りになってしまうことがあります。そこで、企業の面接担当者に、「不採用を決めた、応募者のひと言」をアンケートで聞いてみました。その中で今回とりわけ際立っていた「モンダイ発言」をピックアップし、ランキングしました。不採用が決まる“NGワード”をあなたもうっかり使っていませんか?
NG大賞:「好きなブランドは、×××(競合他社製品)です!」
 「当社の製品の中で好きなブランドは何ですか」と質問したところ、競合他社のブランドをお答えになった男性がいて、面接官一同で首をかしげました。当然、当社の製品名をあげてほしかったのですが…」
 う〜ん…、論外な発言をしてしまいましたね。面接前の下調べは、もはや常識。最低限、取り扱い商品や競合となる会社などしっかりと調べましょう。
 「当社の製品の中で…」と聞かれているのに、他社のブランドを挙げるのは、そもそも質問を正しく聞いていないということ。面接時の質問は、正確に聞くとともにその意図するところを正しく理解することが大切です。
編集部のヒトコト:正直すぎは時に悪。
2位:「経営者がバカだったので、ついていけなかったんですよね」
 「辞めざるを得なかった理由や状況などを伝えてほしかったのですが、「経営者がバカ」というようなことを直接的な言葉で回答された人がいました。あまりにも幼稚で、正直あきれてしまいました。自分に対する反省点や前向きな姿勢が欲しかったですね。」
 これまた恐ろしい発言ですね。面接の場において、前職の誹謗中傷は安易に口にしてはいけません。というより、人の悪口はいかなるときも言ってはいけません!
 主観に基づいた情報だけで批判するのはよくありません!なぜ、“バカ”と思ったのか、面接官も納得するような具体的な例をあげて説明するべきですね。
編集部のヒトコト: 他人の悪口ではなく事例で説明すべし。
3位:「はい、数打ちゃあたると思い…」
 「何社くらい面接に行っていますか」と聞いたところ、「×社です、数打ちゃあたると思い…」という元気な返事が…。正直な回答なのかもしれませんが、何というのでしょうか、仕事したいという熱意は感じられませんでした…。
 転職をギャンブルと勘違いしている模様。当然の話ですが、この調子ではたとえ数打っても絶対に当たりませんよね。
 これでは「当たりゃどこでもいい」というように聞こえます。企業が一番知りたいのは「なぜうちを選んだのか」ということです。就職をまるで抽選会のように考えている応募者から、やる気を感じ取ることができるはずはありません。
編集部のヒトコト:面接は確率論にあらず。
4位:「今より多く金がもらえると思うので…」
 熱意は感じていたのですが、応募理由を質問したとき、「今より多く金がもらえるはずだからです。何だかんだ言っても金がすべてでしょ」と言われて幻滅。自身の職業観や当社のどの部分に興味があったのかなどを聞きたかったんですけどねぇ…。
 転職の条件としてお金が大事なら、せめて「今よりもっと稼いでみせます!」ぐらいの仕事への気合があったら多少はマシだったかも…。
 これでは「入社してもさらに給与のいい会社があれば辞めます」といっているのと同じこと。お金で簡単に転ぶような人を企業がわざわざ採用することはありません。
編集部のヒトコト:お金は大事、でももっと大事なものも。
5位:「父親がお世話になっておりますので…」「有名な会社なので」
 志望動機を聞いたときのことです。「父親がお世話になっておりますので」とか「有名な会社なので」とか、自主性や主体性がまるでない答えにガッカリしました。やりたいことや当社での身の置き方を具体的に話してほしかったです。
 お父さんが好きなものは、私も好きになる。お父さんがお世話になってる会社は、私もお世話になる。仲良きことは美しきかな。でも会社選びは自分の意志で。
 「寄らば大樹のかげ」ですね。気持ちはわかりますが、今は企業に依存しても何が起きるかわからない時代です。やりたい仕事を長く出来る会社かどうか、仕事を軸に選びましょう。
編集部のヒトコト:志望動機は自分主語で。
6位:「私にできるでしょうか…」
 希望職種に対して、こちらの希望スペックをお伝えすると「私にできるでしょうか…」と逆に質問されてしまいました。「ベストを尽くします」と自信を持って言ってほしかった…。
 自己認知が出来ていない発言ですね…。この職種に就きたくて応募されたのでは?面接官にあなたのやる気が伝わりませんよ。
 「寄らば大樹のかげ」ですね。気持ちはわかりますが、今は企業に依存しても何が起きるかわからない時代です。やりたい仕事を長く出来る会社かどうか、仕事を軸に選びましょう。
7位:「ボク的には…」
 「あなたの特長をお聞かせください」と質問したところ、上記のような答えが…。一人前の社会人として、自分のことを「私」と呼べないようでは、やはり不安になります。
 自分をボクと呼ぶところだけでなく、「あなたの特長は?」という問いに対してこの回答で返しているところも、なぜかズレています。
 面接の場面では、緊張のあまり普段の言葉遣いが出てしまうことも。普段から正しい言葉遣いをすることをオススメします。
8位:「全然問題ないです。自分はすぐできます」
 仕事内容を細かく説明したところ、上記のような回答で前向きな発言が、いい加減に映りました。経歴書を見る限り、以前の職種とは違うように思うのですが…。
 6位の控えめさんと対照的ですね。ハッタリは人事には通用しません。万が一入社できても、そこから試練は始まるでしょう。
 企業は「やる気」を求めますが、精一杯取り組むのとできるのは違います。やってもいないのに、問題ないとか、すぐできるなどと言われたらどのように思うでしょうか。自分たちの仕事を軽視されたように感じるはずです。
9位:「ほかがダメだったので、パチンコ店なら何とかなると思って」
 志望動機を聞いたらこの答えが…。たしかにうちはお堅い業界系の会社ではありませんが、この業界を甘く見ているような発言に呆れました。
 ほかに、いろいろな回答があったハズ。もしあなたが逆の立場で言われたらどう思いますか?
 これは面接官にとっては「この程度の会社なら私のような無能な人間でも務まると思う」というように聞こえます。自分の勤務している会社を軽んじられて愉快な人はいません。それは自分自身が軽んじられているように聞こえるからです。自分を軽んじる人を部下にしたいなんて思うでしょうか。
10位:「どっちでもいいです」
 職種の希望をお聞きしたところ「どっちでもいいです」とのお返事。「どっちでもいい」にせよ、質問するなどして意欲だけは見せてほしかったです。
 人生は選択の連続。「どっちでもいい」を続けていると、いつまでも満足のいく仕事に出会えないかもしれません。
 仕事について全く関心がない」ように受け取れますね。「どっちでもいい」は「どうでもいい」と投げやりな感じに聞こえてしまいますよ。
 [調査概要]
・インターネット上でアンケートを実施
調査期間:2006年8月7日〜8月8日
調査対象:企業中途採用担当者
有効回答数:100件
(インフォプラント調べ)
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