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最近、製造業を中心に問題解決の手法として脚光を浴びている「見える化」。メーカーエンジニアは、社長や上司が話しているのを耳にする機会も増えているのではないだろうか。この特集では、その方法論を転職に応用するためのノウハウをまとめた。「見える化」とは何かを知って、アピール力アップに役立てよう。 |
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某人材コンサルティング会社代表取締役A氏は語る |
「知っておいてほしいのは、最初に職務経歴書を読むのも、面接で最初にお会いするのも人事担当者だということです」
A氏は、応募者が見落としがちな盲点をこう話す。
「多くの人事担当者は、技術を深く知っているわけではない。私自身もそうでした。つまり、技術にそれほど詳しくない人にも自分の価値が伝わるような工夫がなければ、人事選考の段階で終わってしまうのです」
この指摘を踏まえれば、職務経歴書を書くときも、これまでの経験や仕事の中身を列挙するだけでは物足りない。人事担当者に興味を持ってもらえるように、何がアピール材料なのかをはっきり「見える化」しなければならないのだ。
「だからといって、だらだらと長文でアピールするのも逆効果です。私が採用担当者だったときは年間4000通もの職務経歴書に目を通していましたから、一文が長いと見た瞬間に読む気がなくなってしまう。いつ、どんな技術を、どんな立場で、どのくらいの人数・期間でやったのかなど仕事の5W1Hが端的にまとめてあると、それだけで『この人は優秀そうだ』といい印象を持つものなのです」
仮に応募書類にこうした工夫がなくても、書類選考をパスすることはあるだろう。しかし、「書類上で5W1Hが整理されていないと、最終アピールの場である面接がそれらの確認で終始してしまうというデメリットもあるのです」とA氏は指摘する。面接の場で面接官が知りたいのは、応募者の考え方や性格などの人柄。質疑応答をこちらの方向に持っていくためにも、スキル・技術力のアピールは応募書類の段階で終わらせておくくらいの気構えが必要なのだ。
会話のきっかけまで見えるとGood
書類上でアピールするときの基本は「わかりやすく」。数値に落とし込めるものは数値化する。設計や品質保証などの仕事で実績を数字では表せないという場合は、大きな仕事を成し遂げたときの“逸話”を簡潔に書き込んでおくのも有効だ。
そうすることで、人事担当者からすれば面接のときの会話のきっかけが「見える」ようにもなるとA氏はいう。
「面接官は応募者と会話のキャッチボールをしたがっているものです。だから、面接で自分のすごさを一方的に伝えようとする必要はありません。また、人事担当者とは応募者の抜けているところを突っ込みたくなってしまう生き物なので(笑)、応募書類にはあえてアピールしたい内容すべてを書き込まないのもひとつの手。突っ込みたい部分がたくさんあり、それに対する答えが手短かに満足のいく内容で戻ってくる。このやりとりが続き、『この人は面白い!』と思わせるのが転職で成功する王道です」
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